産院を退院するまでに覚えたい授乳時の抱き方
こんにちは、yukiです。12月の初めに第二子となる女の子を出産しました。
3年ぶりの新生児のお世話は忘れていたことも多かったので、産院の助産師さんにいろいろイチから教えてもらいました。
今回は主に初産の方に向けて、産院を退院するまでに覚えたい授乳時の抱き方と、複数の抱き方を覚えることがなぜ必要かということについて書きたいと思います。
赤ちゃんの授乳をするときの抱き方は、おそらく最初に教わるスタンダードな「横抱き」以外にも、「縦抱き」、「フットボール抱き」、抱き方ではないですが「添い乳」など、色々な体勢で授乳する方法があります。
そして、なるべく退院するまでに助産師さんに上記の抱き方を教わり、覚えておいた方がいいです。(私は初産のときはそれがわかっていなかったので、退院する日に慌てて縦抱きとフットボール抱きを教わりました。笑)
縦抱き以外も覚えた方がいい理由
なぜ複数の抱き方を覚えた方がいいのでしょうか。
母乳育児をしていると、乳房の一部分が張ってきたり、しこりができたりということが日常茶飯事です。
しかし、赤ちゃんを同じ抱き方で授乳していると、乳房の同じ位置から母乳が飲まれて、しこりや張りが強い部分が残ってしまいがちです。
赤ちゃんがおっぱいを飲むとき、赤ちゃんの下アゴの辺りにある部分からが一番母乳が飲まれ、その次に上アゴの辺りから飲まれます。
なので、赤ちゃんの抱き方にバリエーションを持たせ、下アゴと上アゴの位置が色々な場所にくるようにできると、「今はこの部分が張ってるから、この抱き方をしてこの部分に溜まった母乳を飲んでもらおう」というように自分で張りをとることができます。
最低でも、横抱き以外に縦抱きとフットボール抱きは覚えてから退院した方がいいです。
ネットで抱き方の情報は集められますが、助産師さんというプロ直々に教えてもらえる機会は、退院したら2週間健診があれば10日後くらいですが、ない場合は1ヶ月後です。
その間、授乳の度にここの部分の張りが取れないと悩むのは苦しすぎます…。
下記にそれぞれの抱き方のやり方と特徴を書きますが、ぜひ産院にいる間に助産師さんに教えてもらってください。
それぞれの抱き方のやり方と特徴
横抱き
おそらく、おっぱいの飲ませ方として産院で最初に教わる抱き方です。授乳クッションを使うとやりやすいです。右の乳房を飲ませるときは、自分から見て赤ちゃんの頭を左、足を右にして抱きます。
左の乳房を飲ませるときは、赤ちゃんの頭を右、足を左にして抱きます。
乳首の左右が母乳が一番飲まれます。
縦抱き
赤ちゃんを自分の太ももに座らせて、縦に抱いて飲ませる抱き方です。赤ちゃんが少し上を向くようにすると飲みやすいです(私たちがペットボトルを飲むときに上を向くのと同じ)。
乳首の上下が母乳が一番飲まれます。
フットボール抱き
授乳クッションを使うとやりやすいです。赤ちゃんを脇に抱えるように抱く抱き方です。この抱き方は赤ちゃんの口が大きく開きやすいです。乳首の両サイドの母乳がよく飲まれます。
私は乳房の外側(脇側)がよく張るので、フットボール抱きをよくしています。
余談ですが、2週間健診の時に授乳時に赤ちゃんの口が大きく開かなくて乳首を浅く咥えてしまっていると相談したら、しばらくこの抱き方で口を大きく開けることを覚えてもらいましょうかと言われました。
その他の飲ませ方のコツ
産院で教えてもらっているかもしれませんが、一応記します。
・乳房にしこりがあるときは、しこりを押さえながら授乳するとよい
・おっぱいが全体的に張ったりして、赤ちゃんが乳首を咥え辛いときは、赤ちゃんの口に対して平行に乳房を押さえるようにして咥えさせる(乳房がハンバーガーになって、ハンバーガーを食べやすいように平べったくして口に入れるイメージ)
まとめ
・一つの抱き方だけで授乳していると、乳房に張りやしこりが取れないところが出てくる可能性がある。
・横抱き以外にも、縦抱き、フットボール抱きを覚えた方がいい。
・ぜひ産院にいる間に、助産師さんにそれぞれの抱き方を教えてもらってください。
いかがでしたでしょうか。
母乳育児は最初は慣れないで乳首が痛くなったり、授乳間隔が短くて夜寝られなかったりで、初産ならなおさら大変です。
そんな中で、この記事がいくらかでもその苦労が軽くなる助けになれたら幸いです。
お読み頂きありがとうございます。