私がワンオペ育児を無理だと思う理由
上の子が来月4歳になる男の子、下の子が9ヶ月の女の子の2人の子供がいます。
ワンオペ育児に日々奮闘しているお母さん方の頑張りに水を差すつもりは全くないのですが、私自身はワンオペ育児に限界を感じています。
今回はその理由をお話ししたいです。
ネガティブな内容になるので、育児に対してポジティブな見解しか見たくない方は読まないようにお願いします。
我が家の現状
夫は下の子が低月齢の頃は早く帰ってきてくれていましたが、徐々に遅い日が増えてきて、最近は週に2回一緒に夕飯が食べられたら良い方です。
平日の夜は私がワンオペで2人を寝かしつけまですることが普通になっていました。
しかし、あるとき夫婦ゲンカをしまして、それを機に私は「ワンオペ無理だから手伝いに来てほしい」と隣の区に住む両親に助けを求め、平日1〜3日ほど手伝いに来てもらっています。
ワンオペ育児を無理だと思う理由
現在、私が平日にワンオペになるのは1日か2日程度です。
毎日ワンオペの方もいると思うので、私は全然少ない方でしょう。
しかも、息子は保育園に行っているので、ワンオペといっても、夕方にお迎えに行って帰ってきてからご飯を食べてお風呂に入れて寝かしつけるまでです。
しかし、それでもワンオペ育児は無理だと思います。
すぐに怒ってしまう
1番の理由はこれです。
私のキャパが狭いのかもしれないのですが、1人だとすぐに余裕がなくなって怒ってしまいます。
最初は耐えているのですが、息子の度重なる理不尽なわがままに、「お母さんだからそんなにワガママ言ってるんだろう、ふざけるなよ」とキレてしまいます。
沸点が低い。こんなにすぐに怒る人間じゃなかったはずなのに、おかしいなと思います。
1度怒り出すと、鎮めるのに自分でも手を焼きます。
気が済むまで怒鳴って、別のことに注意を向けて、ようやく収まります。
怒っている最中に、私は息子が消えていなくなってほしいとすら思っています。
子供のことを憎むなんて、まるで毒親です。
4年分の見なかったことにしてきた怒りがある気がする
なぜすぐに怒ってしまうのか、沸点が低いのかを考えてみると、消化しきれていない怒りがあるからではないかと思います。
自分のやりたい事がやりたい時にできない、眠りたいのに眠れない、食べたい時に食べられず料理が冷める。
今まで自分が当たり前にやってきたことが、子供が生まれたその時から、100%満足にできたことはあるでしょうか。数えるほどしかないのでは?
自分の体も回復しきっていない産後に、強情な3歳に付き合わないといけない。
人間らしい選択の自由なんてなく、やるしかないことを精神力と体力を削りながらギリギリでこなしていく日々。
子供と過ごすことは、面白いことも多い反面、こういった理不尽なことに耐えないといけない場面も多いです。
私は、こういった理不尽なことに対しての怒りが、心の中で消化しきれていないです。
キッカケがあればすぐにその怒りを思い出します。
ベースに怒りを抱えているので、ワンオペの時に何かあるとすぐに怒ってしまうのではないかと思います。
このままでは世界を恨んでしまいそう
ワンオペ育児をしていて、怒ったり、黒い感情に囚われていると、自分のやりたい事をやって生き生きとしている人に対して、妬みを感じます。
完璧に八つ当たりです。
自由にできない自分と、自分らしく生きている人を比べて、羨ましく思います。
もちろん、夫に対しても、あなたは仕事してるけど自由に動けていいよね、と思います。
一方の、自由に動けない自分。
自分から産まれた子どもによって自由が奪われて、そして子育てが終わったら介護が来るとしたら?
今度は自分を生み出した存在のために尽くさないといけない?
だとしたら、私の人生に意味はあるのか?
書いていて嫌になってきましたが、子ども達とお風呂に入りながら、こんな考えが頭の中でぐるぐる回っていました。
私は世界は美しいと思っていたはずなのに、このままでは全方位的に世界を憎んでしまいそう。
このままワンオペ育児の日々に耐えたとしても、数年後にワンオペが大変という若いお母さんに対して、それが当たり前だよ皆頑張っているんだからと言うような人間になりそう。
私も辛かったんだから、お前も苦しめと。
それは避けたい。
そんな精神状態で子どもに向かうのは健全ではない
こういった被害者妄想を抱きながら子供と過ごすのは、健全ではありません。
まず、何か子供が面白いことをしても笑えない。
寛容になれない。
はい、さっきまでの私です。
ちょっとした拍子に息子が投げたボールが私に当たっただけで、100倍返しにしてやろうかという考えが浮かびます。
浮かんだだけでやらないけど、やるのとやらないのは違う世界にあるものではなく、どちらも私の中にあり、その違いは紙一重です。
育児は1人ではできない
最近読んだ子育て本の中でも、お母さんに余裕があることが1番大切、育児は1人でできるものではない、と主張している本が複数ありました。
私が上述のように、ワンオペ育児に限界を感じていたタイミングで、育児は1人ではできるものではないという事を読んで知る事ができたので、頼れるものには頼ろうと思いました。
そして両親に助けを求めました。
自分に余裕を持たせるために、使える手は使おうと。
今まで両親に頼ることは遠慮していたのですが、手伝いに来てくれて本当に助かっています。
両親が来てくれた日は(実際は母か父どちらかのことが多い)、上述の黒い感情は抱きません。
やはり人手があることは大事です。
最後に
この日はちょうどワンオペで怒ったり、黒い感情を抱いたりしたため、吐き出しのつもりでこの記事を書きました。
一晩寝たら、やっぱり息子も娘もかわいいし、少し回復しました。
辛いまま耐えていたら、黒い感情は毒のようになって、自分自身の身を滅ぼすと思います。
そうならないように、助けは求める、使える手は使うようにして、自分を大切にしていきたいです。
お読み頂きありがとうございます。