【抱っこひもレビュー】ボバラップとエルゴを比較。腰が痛くなりにくいのはどっち?
こんにちは、ゆきです。
抱っこひもは1人目の息子の時はエルゴを使っていましたが、2人目の産後2ヶ月の頃にエルゴでは腰が痛くなり、ボバラップを使い始めました。
今回はボバラップの良い点、悪い点をエルゴと比較しつつ、レビューしていきます。
エルゴを使うと腰が痛くて、腰が痛くない抱っこひもを探しているという人は、ぜひ最後まで読んでください。
結論を先に言ってしまうと、使い勝手がいいのはエルゴだけど、腰が痛い人にはボバラップの方がおすすめです。
その理由や、使ってみてわかった良い点や悪い点などをお伝えしていきます。
ボバラップを選んだ理由:エルゴだと腰が痛くなった
2人目を出産して1ヶ月の里帰りから帰ってきた後、長男の保育園のお迎え時にエルゴの抱っこひもを使っていました。
しかし、エルゴだと腰が痛くなってきました。家を出てから帰ってくるまで歩いて1時間くらいかかっていましたが、帰ってきた時には腰が痛くて、床にしばらく横になっていないと動けませんでした。
そこで、腰が痛くなりにくい抱っこひもをネットで検索し、ボバラップを見つけました。
購入の決め手になったこと
- 何度か支援センターで使ってる人を見たことがあって気になっていた
- レビューでも長時間抱っこしても腰が楽とあった
- 1万円以下と抱っこヒモとしては高額ではない
ボバラップには生地の素材によって3種類のタイプがあります。
私は竹繊維が使われていて夏でも涼しいという「バンブー」にしました。
ボバラップを使ってみた感想
ボバラップの良い点
背中全体で支えられるので腰だけに負担がかからない
ボバラップは5メートル程もある伸縮性のある一枚の布を上半身に巻きつけて、その中に赤ちゃんを入れて抱っこします。
そのため、赤ちゃんの体重が背中全体で支えられて、肩や腰などの一部分だけが痛くなることはなかったです。
でもあまり長時間(4時間とか)抱っこしていると、肩や腰を含めた背中全体が痛くなりました。笑
また、最初は巻き方に慣れていなくて、ゆるめに巻いていたら腰を反った姿勢になってしまい、腰に負担がかかってしまいましたが、きつめに巻き直したら大丈夫でした。
巻き方は慣れれば簡単です。しかし、少しコツがいるのですが、それは後ほど書きます。
1枚の布で痛くないか心配だったけど大丈夫だった
1人目のときに兵児帯でおんぶをしたことがあって、兵児帯も1枚の布を体に巻きつける抱っこの仕方なのですが、布が肩に食い込んでめちゃくちゃ痛かったです。兵児帯でのおんぶは30分が限界でした。
ボバラップも1枚の布なので、大丈夫かなと少し心配していたのですが、ものすごく伸縮性があって幅広なため、兵児帯のような肩に食い込むことはなく、大丈夫でした。
低月齢から使えてフィット感がある
ボバラップは新生児から使えます。
私は娘が生後2ヶ月のときから使い始めましたが、体の小さい低月齢の赤ちゃんを抱っこした時に、体にぴたっと密着するので安心感がありました。
ボバラップの中では私のお腹にぴったりと娘がくっつく形になるので、妊婦に戻ったような感覚で面白かったです。
2ヶ月の頃はエルゴではインサートを使うと収まりが悪かった(お尻下のクッションを入れたままだと窮屈そうで、取るとブカブカ)のですが、ボバラップはちょうどよくフィットしたので良かったです。
ボバラップの中でよく寝てくれた
ボバラップで抱っこして歩き出すと、いつもすぐに寝てくれました。
お迎えに行って帰ってくる間はほぼ寝ていて、泣いてぐずることはなかったので、非常に助かりました。
お兄ちゃんと道を歩いているときは、ただでさえ周りに気をつけているので、娘がスヤスヤ寝てくれていて本当にありがたかったです。
赤ちゃんが寝ても頭がグラグラしない
赤ちゃんが寝たら、胸にかかっている布のどちらかで赤ちゃんの頭を覆って、頭がグラグラしないようにできます。
ただ、娘はよく鼻を私の体に密着させて寝ていて、「ちゃんと息してる?」とたまに確認する必要がありました。笑
これはエルゴで抱っこしてる時もやっていたので、癖なのかなと思います。
人とかぶりづらい
珍しいもの好きで、人と同じはイヤ、という人にもオススメです。
ボバラップで娘を抱っこしてママ友の集まりに行くと、絶対に「なにその抱っこひも!」と言われていました。
街で見かけるのはほとんどがエルゴやアップリカやベビービョルンの抱っこひもで、ボバラップのようなベビーラップタイプの抱っこひもを使っている人は少数派です。
私も1人目のときはずっとエルゴだったので、ボバラップを使っている人を見たら(そのときはボバラップという名すら知らなかった)、珍しくて注目していました。
小柄な女性でもフィット感がある
私は身長154㎝で小柄な方ですが、問題なく使えていました。
エルゴだとよく、小柄な女性だと大きすぎてサイズが合わないと言われますが、ボバラップなら1枚の布を体に巻きつけるので、サイズフリーでどんな体型の人でもフィットします。
また、サイズフリーなので夫とも兼用できました。(夫は身長165cmのやや太め体型です。)
小柄な女性でもフィットする抱っこひも「napnap(ナップナップ)」
ボバラップの悪い点
装着するのに慣れがいる
こちらが装着のやり方を説明している動画です。
https://www.youtube.com/watch?v=JohvQFciCXE
手順は2回くらい練習すれば覚えられたのですが、フィットさせるためのコツをつかむのに3回くらいは実際にボバラップで抱っこをしてみないといけなかったです。
- 胸の前の布を下に引っ張るときは、結構きつめに引っ張る。全体的にもきつめに巻くと、赤ちゃんの重みで下に下がらずフィット感が得られる
- 腰の部分に巻いた布は、赤ちゃんを抱っこした後に、骨盤の骨の上のところにかかるくらい下に下げると、腰により負荷がかからない
説明書には正しく装着できている目安は「赤ちゃんの頭が、すぐにキスできるくらいの位置にきていることです」とあるので、フィットしていない感じがするときは上のコツを試してみてください。
外出先での着脱がしづらい
これが個人的にボバラップの最大のデメリットでした。
ボバラップは5mもある布なので、装着するときに床についてしまいます。
靴を脱いで上がる室内ならいいのですが、土足の場所だったり、外だったりすると、装着するときにボバラップ本体が汚れてしまうため、できません。(着物の帯を外で巻き直せないのと同じですね。)
自分と赤ちゃんだけで出かけて、外出先でも巻き直さない場合や、座敷などがある場所で巻き直すのならいいのですが、ショッピングセンターなどに家族で行って、抱っこを夫と交代するタイミングがあるときはエルゴの方が使いやすかったです。
バンブーでも真夏は暑いかも
私が主に使っていたのは2月〜4月初めまでの寒い時期だったので予想になりますが、ボバラップを装着すると上半身に1枚服をプラスしているようなものなので、真夏は暑くて使えないと思います。
赤ちゃんとのフィット感も高く、ボバラップ自体も体にぴたっと密着しているため、余計に暑いです。
私が買ったのは夏でも涼しいといわれるバンブーですが、猛暑日に使う気にはならないです…。
赤ちゃんが重くなると使いづらい
ボバラップの伸縮性が高いため、赤ちゃんが重くなってくると、重みで布が伸びて、フィット感が低くなりました。
さらにその状態で歩くと、上下にバウンドして揺れるようになってきて、手で支えないといけなくなり、面倒だなと感じるようになりました。
その頃の娘は生後4ヶ月、体重は6.5kgくらいでした。
その頃には私の腰痛も整骨院に通って(医療用EMS機器で体幹の筋肉がついてきて)だいぶ改善してきていたので、エルゴで保育園の迎えに行ってもそこまで腰が痛くなくなっていました。
なので、それを機にボバラップはほとんど使われなくなりました…。
エルゴとボバラップの比較
ボバラップよりもエルゴの方がお出かけ先での使い勝手がいい
前述ですが、うちは家族で出かけて、赤ちゃんの抱っこを交代する可能性があるときはエルゴで行っていました。
新生児期から低月齢の頃は、ボバラップの方が赤ちゃんの収まりがよかった
エルゴだと新生児〜4ヶ月まではインサートを使う必要がありますが、私の娘はインサートを使ってもうまくフィットしなかったため、この時期はボバラップを使っていました。
低月齢の頃にエルゴだと、居心地が悪いのか、止まると泣いたりしていました。
ボバラップよりもエルゴのほうが、赤ちゃんが重くなっても使いやすい
ボバラップは伸縮性が高いため、赤ちゃんが重くなると下に伸びてしまってフィット感が落ちるというのは前述しました。
エルゴだと伸縮性がないしっかりした生地でできているので、赤ちゃんが大きくなって重くなっても使えるので、長い期間使えます。
1人目の息子は今は3歳なのですが、今でもたまに、外出先でどうしても眠いときに夫がエルゴでおんぶをしています。
ボバラップは生後1年までが理想的に使える期間ということなので、エルゴに比べると使える期間は短いですね。
エルゴよりもボバラップの方が腰が痛くならなかった
私はもともとエルゴを使っても肩は痛くならず、痛くなるとしたら腰でした。
ボバラップだと、保育園のお迎えで1時間だっこしても、全く疲れないというほどではありませんでしたが、エルゴよりも断然ボバラップのほうが腰が痛くなりませんでした。
これくらいの差はありました。
ボバラップで疲れるとしたら、腰が痛いとか、肩が痛いとかいう、「一部分が痛い」というより、「背中全体の疲労感」という感じでした。
保育園から帰ってきたときに、エルゴで腰が痛かったときは、余裕がないので息子への対応も優しくできなかったのですが、ボバラップにしてからは腰痛がましになって体的に余裕ができたので、精神的にも落ち着いてきました。
私の場合、おんぶがまだできないから自転車に乗れず、保育園のお迎えを苦行のように感じていましたが、ボバラップを使いだしてからは、整骨院の治療も相まってだいぶ楽になりました。
結論:使い勝手がいいのはエルゴ。でもエルゴだと腰が痛くなるときはボバラップがおすすめ。
結論はこれです。
私も最終的に、娘が6ヶ月になった&腰痛も良くなったいまでは使い勝手がいいエルゴをもっぱら使っています。
ですが、エルゴだと腰が痛くて、お迎えから帰ってきたらしばらく動けない生活をしていた時期を考えると、ボバラップを買って本当に良かったと思います。
ボバラップの最大のデメリットである「着脱がしづらい」というのも、平日のおでかけやお迎えは私一人で行くので気になりませんでした。
また、装着に慣れがいるというのも、慣れればさっと着けられるようになったので、そんなに問題ではありませんでした。
私にとっで腰が痛くない(体が楽)というのは、ボバラップの悪い点を霞ませるのに十分で、まさにQOL(クオリティ・オブ・ライフ)が向上しました。
腰が痛い人に一番のオススメは、ベビーカーを使って、抱っこをしないこと
抱っこひもを検討してるのにベビーカーを推すな!と思うかもしれませんが、腰が痛いときは無理しないのが一番です。
ベビーカーが使える場合は、ベビーカーとエルゴなどの着脱のしやすい抱っこひもを併用するのが、使い勝手がよく、一番腰に優しいと思います。
しかし、腰が痛いのにベビーカーを使えなくて、腰が痛くなりにくい抱っこひもを探しているなら、ボバラップはおすすめです。
ぜひこちら↓から楽天やアマゾンでボバラップのレビューを見てみてくださいね。
楽天のこちらのボバラップ正規販売店では、通常の1年保障がレビューを書くと2年になります。(私もこちらのショップで買いました)
まとめ:ボバラップとエルゴの比較
- エルゴのほうが使い勝手がいい
- 新生児~低月齢期の赤ちゃんのフィット感はボバラップのほうがいい
- エルゴで腰や肩が痛いなら、ボバラップのほうが痛くならなかった
- エルゴのほうが長く使える
エルゴとボバラップのどちらを購入するか迷っている場合は、 1本目の抱っこひもにはエルゴ、 エルゴや他の抱っこひもをすでに持っていて、腰や肩が痛いときはボバラップをおすすめします。
エルゴを購入するなら、こちらの最新のモデルをおすすめします。
私が1人目を産んだときには出ていなかったモデルですが、機能が良くなっていて、今1本目の抱っこひもを買うならこちらを買います。
これは今まで別売りのインサートを使わないといけなかった新生児~3ヶ月の赤ちゃんでも、インサートなしでそのまま抱っこできるタイプです。
あとクールエアーというタイプはメッシュになっていて夏でも涼しそうなので、春夏生まれの赤ちゃんの1本目の抱っこひもとしては第一候補でしょう。(春夏にインサートを使うのは、抱っこひものなかで赤ちゃんを布団で包んでいるような状態になり、暑すぎて困難)
肩ベルトをクロスさせて装着できるし、腰ベルトのサポートクッションもあるので、それも試してみたいです。(今回比較した我が家のエルゴは古いモデルなのでできない)
お読み頂き、ありがとうございます!