あおむしぐらし

4歳1歳兄妹と悩みまくりな私の(育児)日記

産後の恥骨痛・脚の付け根の痛みを整骨院で治療した体験談。治るのにいつまでかかる?

こんにちは、ゆきです。

現在2人目の子どもが生後4ヶ月ですが、産後すぐの頃から恥骨と尾骨のあたりに痛みがありました。

産院で教えてもらったエクササイズを毎日していたら、尾骨痛は治ったのですが、恥骨痛があったため、産後2ヶ月になる直前から整骨院に通い出しました。

今、通い出して2ヶ月が経とうとしていますが、だいぶ改善したので、同じように恥骨痛がある経産婦の方に向けて、実体験を書いていこうと思います。

結論としては、恥骨痛があるなら整骨院に行くのがおすすめです! 私はまだ完全には治っていませんが、整骨院治療しだしてから1ヶ月~1ヵ月半で痛みはかなり改善しました。

産後、恥骨が痛い

整骨院で治療を始めたときの私の体の状態をまとめると、

・一番気になるのは、恥骨と、脚の付け根の痛み。(歩くとき・何かをまたぐ動作をしたとき・くしゃみをしたときに痛みがでる) ・尾骨の痛みは産後1ヶ月くらいはあったが、改善してきていた ・抱っこ紐(エルゴ)を1時間ほど使うと、肩と腰が痛くなってしんどい。

産後から治療開始(産後2ヶ月になる直前)までの私の詳しい状況としては、下記のようになります。

産前

妊娠後期に入って尾骨のあたりが痛くなってきたので、一人目の時にも使っていたトコちゃんベルトをつけだす。一人目のときは妊娠初期に尾骨が痛くなって整体に行って良くなり、そのときからトコちゃんベルトをしていた。寝るときは腰が痛いので、横向きでしか眠れない。

産後すぐ(入院中)

健美ベルト(トコちゃんベルトの使い捨て版)をずっとつけている。尾骨も恥骨も痛い。でも歩けるレベル。産院の理学療法士さんに、ずっと巻いていると筋力がつかないから、退院したら外すように言われる。

体操も教えてもらって、毎日やるように言われる。(この時、産後の腰痛のほとんどの原因は筋力不足と言っていた。)

産後2週間まで

里帰り中の実家で、教えてもらった体操を毎日やる。でもまだ健美ベルトを腰に巻いていた(まだ痛かったので外すのが怖かった)。

余談ですが、この頃、シャワーを浴びるとき自分の下半身を鏡で見て愕然としました。出っ張った大転子に、無残に垂れたお尻、O脚の脚…。(悲しかったけど、今は整骨院で教えてもらった筋トレなどして垂れたお尻は改善してきてますよ!)

2週間検診で、もう骨盤ベルト巻くのをやめて、代わりに腹筋をサポートするように、お腹にサラシを巻いたら?と言われて、今まで巻いていた健美ベルト(薄いのでサラシの代用として使えた)をお腹に巻くようにする。この時に新しい体操(今までよりも負荷が高いやつ)を教えてもらう。

産後1ヶ月まで

お腹に健美ベルトを巻くようになって、まだお肉が残っていたお腹がスッキリしてきた。産後1ヶ月とかは、まだウエストニッパーなどは使ったらいけない時期だと思っていたので、お腹に巻くのってどうなんだろうと思っていたけど、結果としては良かった。

ただ、教えてもらった新しい体操をすると恥骨のあたりが痛くなる。また、恥骨の両脇の脚の付け根の部分にも痛みがあった。尾骨の痛みは改善してきていて、体操中も痛くなることはなかったので、気になりだす。歩くときや、くしゃみをするときも恥骨が痛かった。

産後1ヶ月以降

里帰りから帰ってきて、歩くとき、何かをまたぐ動作をするとき、くしゃみをするときなどにまだ恥骨が痛いので、整体かどこかに行って見てもらいたいと思う。

どうして整骨院を選んだのか

一人目の妊娠中と産後に近くの整体院に何度か行きましたが、一回5000円で高いんだよなぁと思っていました。

そんなとき、ネットで恥骨痛を検索していて、内容がいい記事が整骨院の先生が書いている記事でした。整骨院でもいいのかと思い、知りあいが何人も行っていて評判のいい整骨院が近くにあったので、そちらに行くことにしました。

整骨院接骨院、骨接ぎ)と整体院の違い

ちなみに、整骨院と整体の違いについて、整骨院の先生に聞いたので解説します。

まず、整骨院接骨院、骨接ぎ(ほねつぎ)は、どれも同じだそうです。

整体院との違いは、整骨院では施術するのは「柔道整復師」という国家資格を持っている人で、保険診療ができます(痛みがある場合)。(保険診療になるかは個別の状況次第なので、実際にはかかる院にご相談を。)

整体院では国家資格は必要なく、保険診療もありません。

今、私はインナーマッスルを鍛えるEMS機器(シックスパッドをイメージしてもらえると近いです)を受けているのですが、それも整骨院でないとできないそうです。

産後って骨盤矯正がメジャーだけど、する必要ってある?

こちらも整骨院の先生に聞いてみました。

骨盤矯正をして骨盤を正しい位置に戻したとしても、それは一時的で、筋力がなければ元に戻ってきてしまうため、筋力をつけるのが根本的な解決になるそうです。(私が通っている整骨院では、筋トレのやり方も教えてくれます)

産後の腰痛などで痛みがあれば、整体よりも整骨院に行って、治療と筋トレ等のトレーニングを継続することが、根本的な解決につながるのかなと思います。

私の中でも、産後の骨盤矯正はしたほうがいいというイメージが雑誌やネット(広告とかまとめサイトとか)の影響でできあがっていたので、プロの方の意見が聞けて、なるほど、と思いました。

診察の内容

最初に問診票を書いてから、カメラで立った姿勢を撮影しました。

カメラで撮影するのは、立った姿勢での体の傾きから、どの部分の筋肉が弱いかや張っているか、使えていないかをチェックするためでした。(この撮影はやらない整骨院の方が多いかもしれません…)

その後に施術台で横になって、実際に体を触って状態を確かめてもらいました。

診察されて言われたこと

  • 反り腰が強い。今まで腰痛にならなかったのがすごい。
  • 内股にある、恥骨につながる筋肉(内転筋)がガチガチに硬くなっている。そのために恥骨に痛みが出ている
  • 腰回りの筋肉もガチガチ
  • まずは硬くなっている筋肉をほぐして痛みを取る
  • 痛みがあるうちは週に2回の通院が理想
  • 産院の理学療法士さんに言われたエクササイズは、痛みがあるならやらなくて良い(代わりにやるストレッチを教えてもらった)

反り腰とは、腰が前に反ってしまっている状態です。確かに、私は中学生の頃から、仰向けに寝ると腰が浮いて床に着かず、背中と床の間で握手ができるくらいの反り腰でした。

恥骨が痛くなる原因

私の場合は、内股にある、恥骨につながる筋肉(内転筋)がガチガチに硬くなっており、そのために恥骨に痛みが出ているそうです。(恥骨結合離乖でなくてよかったです)

恥骨につながる筋肉が硬くなっている原因は、妊娠だったり、日頃の運動不足で、筋肉を使えていないというのが大きいそうです。

治療の内容

30分程度、背中、腰の周りや太ももの内側、外側の筋肉をほぐすように、マッサージ(施術というんでしょうか)してもらっていました。

凝り固まっている筋肉を、先生の肘や腕を使ってけっこう力強く押すので、痛いです。笑

私は我慢して声を出さないようにしていたので、「痛いですよね・・・?痛みに強いんですね」と先生に言われましたが、普通に痛いです。カーテンで仕切られた別の施術台からは、「いたーい!」という声が聞こえてきていました…

私の場合は、通い始めて1ヶ月半は週に2回治療に通っていました。一ヵ月半~現在(2ヶ月)は週に1回のペースで治療に通っています。

レーニング(ストレッチ・体幹レーニング)を自宅でやるように言われる

私は反り腰が強かったので、それを改善するためのトレーニングを教えてもらい、自宅でも毎日やるように言われました。

反り腰が強いのは、お腹の筋肉が筋力不足でうまく使えていないからだそうです。 なので、治療と平行してトレーニングをして、不足している筋力をつけて腰痛になるのを防ぐため、また、恥骨痛の原因である内転筋のコリもお腹の筋肉がつけば、改善してくるということです。

教えてもらったトレーニングは、最初の痛みがあるうちは、背中を丸めるストレッチなど、負荷がかからないものでした。

痛みが取れてきたら体幹レーニングのような、ちょっと筋トレ的なものも教えてもらいました。

育児してるとついつい毎日やるのは忘れてしまって、できていない日のほうが多かったですが・・・汗

治療をしての経過

通いはじめて2週間

歩いたときなどの日常の動作をしたときに恥骨や脚の付け根に感じる痛みはだいぶ軽くなってきました。ひざ同士をつき合わせて力を入れるなど、わざと痛そうな動作をするとまだ痛かったです。

通いはじめて1ヶ月

日常の動作で感じる痛みは「違和感」程度に軽くなりました。この頃には、わざと痛そうな動作をすると、痛いけどだいぶましになりました。整骨院に1ヶ月通うと、痛みはかなり改善しました。

通いはじめて1ヶ月半

日常の動作で感じる違和感もさらに軽くなり、痛みがなかったときに近づいてきました。痛みが違和感程度に軽くなったことから、週2回のペースで通っていた治療を週1回にしました。

治療を週1回にしたのと同時に、「ELbio」という医療用EMS機器でインナーマッスルを鍛えるのを週6回(整骨院が開いている日は毎日。笑)通うことにしました。ELbioの体験談はまた別の記事で書こうと思います。

気になる料金…保険適用になった!

私の場合、出産と育児という原因があり、それによって起こった恥骨と脚の付け根の痛みということで、健康保険の適用になりました。保険適用になり、支払う料金は毎回2000円弱でした。

ただ、保険適用になるかどうかは整骨院や加入している健康保険組合によって異なる可能性があるため、通われる整骨院に確認した方が確実だと思います。

まとめ。産後、恥骨痛がある人は整骨院に通うのがおすすめです

体に痛みがあるときは、精神的にも暗くなってしまうことが多いと思います。私も、新生児に3時間おきに授乳をする(+上の子が甘えてくる)生活の中、尾骨や恥骨が痛かったときは、「この先ずっと、痛いままだったらどうしよう」と不安で、鏡で無残な体型を見たときには、本当に暗い気持ちになりました。

しかし、整骨院に通うことで痛みは改善し、元の痛みがない体に戻りつつあります。

整骨院で教えてもらった筋トレ(+医療用EMS「ELbio」の効果もあると思いますが)をすることで、無残に垂れたヒップも形が戻ってきています。

また、痛みが改善したのは何よりですが、それによって気持ちも明るくなりました

今回、産後に整骨院に通うことで、自分の意識や行いで、自分の体をいい方向へ導くことができる、という意識が持てました。これは、今後の私の人生においても大きな収穫だと思います。

産後の恥骨痛で悩んでいる方は、ぜひ整骨院に行くことをおすすめします。今は痛くても、正しく治療すればきっと改善します!

最後までお読み頂き、ありがとうございます!